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隅から隅までこだわり尽くしの我が家【リノベーション】

旭川市S様

  • 敷地面積

    298.49㎡ / 90.29坪

  • 延床面積

    183.43㎡ / 55.48坪

  • 築年数

    リノベーション当時:築30年

  • 家族構成

    ご夫婦+子供2人+母親

  • ブランド名

    リフォーム・リノベーション

ゆったりワイドな階段、全面の無垢床etc.


建築関係の仕事に携わり、住宅工事の現場を数々見てきたご主人。
「こういうやり方もあるのか」「自分だったらこうする」など
知識とイメージを積み上げ。思いの丈を全て新居に込めました。

■ヴィンテージ感漂う古い館が、基本イメージ

奥様のご実家で、お母さまとご夫婦、息子さん2人の家族5人で暮らしてきたSさん。築30年の家がは痛みが目立ち、冬はすきま風で寒かったといいます。さらに、息子さんたちも"青年"と呼ばれる年齢に差しかかり、それぞれの"城"が欲しい時期に。「中途半端に直して、あとからまた手を入れるのは二度手間」とリノベーションを選択し、設計・施工は旧知で信頼のおける石山工務店に依頼しました。
仕事柄、住宅が完成していく様子を数多く見てきたご主人は「仕事をこなすほど、自分ならこうしたいということが増えた」といいます。そうして高めた我が家のイメージは、ヴィンテージ感が漂う古い館。
「ゆったりとした幅の広い階段があって、壁などの色はグレー。厚みのある板で味わいのいい無垢材にもこだわりました」とご主人は話します。

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■プランの肝は、左右にワイドな階段

以前は家の中に凹凸が多くあったというS邸。プランニングでは凹凸を整理して一つひとつの空間を広く取ることがテーマになりました。中でも一番のポイントが、ご主人が熱望して止まない左右幅の広い階段です。ワイドであると同時に、勾配をゆるめに設定、段数はご主人の好きな数字「18が24」という要望も伝えられました。
これらを受けて石山工務店が提案したのが、6帖分のスペースを使った、途中にある踊り場のある「折り返し階段」です。階段の幅は135cmで全18段、階段下を玄関のシューズクロークに活用するプランでした。
リビングから上がるように配置された階段は、20帖近いLDK空間の中にあって存在感を放っています。特に目を奪うのがフットライトが灯る夕暮れから夜の景色。
「天井には照明をつけたくなかったんです。足元灯で階段のラインがきれいに見えるようにしてもらいました」とご主人。さらに、奥さまが「唯一の私の希望」と話す踊り場のハイサイドライト(高窓)からは月が見えるなど、思わぬ楽しみも。ワイドな階段はSさんご家族の日常に彩りを添える、これ以上ない舞台装置になったようです。

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■暮らしを楽しむ演出・設備もいろいろ

玄関ホールからLDKは、琉球畳の和室を除いて全面ウォールナット無垢床のS邸。「乱尺」という長さが一定ではない材を張った床には、メンテナンスを考えて、つや消しのウレタン塗装を施しました。
S邸でもうひとつ目を引くのが、随所に施工されたエコカラットのアクセントウォールです。玄関ホールの正面は積層する石を想わせる趣のある壁に。リビングや階段の踊り場、2階の主寝室や息子さんの部屋にもグレー系のエコカラットが質感豊に配されています。
「ミーレのエスプレッソマシンを入れたかったので、キッチン横の収納はそれに合わせて棚を造作してもらいました。お風呂はスピーカー付きで、シャワーは打たせ湯昨日が付いたタイプを選んでいます」とご主人。「お店に負けない美味しいエスプレッソが家で味わえるし、打たせ湯も楽しめるので、わざわざコーヒーを飲みに行ったり温泉に行く必要がなくなりました」と笑います。

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■家族それぞれのくつろぎ空間

既製品にはない味わいを求めて、窓台や階段手すりに使う板を厚さ30mmにするなど細部までこだわり抜いた住まいは、「認定長期優良住宅」という断熱・耐震面でもハイレベルな性能をまとって2022年12月に完成しました。
お母さまは食事も入浴も就寝もすべて1階だけで日々の暮らしを完結することができます。一方、"自分の城"ができた息子さんたちは存分にその空間を楽しんでいる様子。家族が集まる1階のリビングだけでなく、家族が自分の時間を過ごす部屋も"第二のリビング"のようにくつろげる空間に。そのための広さであったり、造りであったり。ご主人が"我が家"に求めた想いがここにも見えた気がしました。

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Owner Voice

■最初の打ち合わせ時点で希望はほぼ固めていました

内装などは仕事関係の知り合いからカタログを借りるなどして、理想のイメージを作っていました。打ち合わせで、それができるかどうかを確認しましたが、ほぼほぼ実現しています。
基本的に「これがいい」と決めて1回言ったら、変更はしませんでした。追加でお願いすることはありましたけれどね。仕事柄、建築の知識があるのでやりにくい部分もあったと思いますが、大工さんがこちらの言ったことを理解して納めてくれるなど、うまくいった面も同じようにあったと思います。

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Staff Voice


リノベーションのプランニングは基礎との兼ね合いなど、新築にはない条件をどうクリアするかが、設計力の見せどころです。Sさまのお住まいでは、幅の広い階段が最重要課題でしたが、6帖分のスペースで折り返し階段を実現。階段下は玄関土間続きのシューズクロークにするというプランはリノベーションの経験が豊富な設計者ならではの着眼点とアイディアが生きたものと思います。
同時に、無垢・乱尺の床は熟練の大工ならではの施工といえます。長さがいろいろな乱尺の床を、木目や色合いの組み合わせも考えながら張っていく作業には技術とセンスが必要で、根気も要ります。
お客さまが描かれている住まいへの夢を、どう実現していくか。今後も関係するスタッフみんなで最善を尽くし、お喜びいただける結果を出していきたいと思います。

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