2025.01.09
2025年 新補助金『子育てグリーン住宅支援事業』について説明します。【旭川 新築 補助金 太陽光】
こんにちは(^^)/
ちょっと遅いですが、明けましておめでとうございます!!
今年も引き続き石山工務店をよろしくお願いいたします<m(__)m>
今回は昨年11月29日に正式に予算が閣議決定された『子育てグリーン住宅支援事業』について書いていきたいと思います。
度々私はブログで補助金の件について書いてきたのですが、今回の補助金の発表を見た率直な感想は、”遂に来たかー”という感じでした。
昨年の『子育てエコホーム支援事業』や一昨年の『こどもエコすまい支援事業』と名前は似ているのですが、今回の『子育てグリーン住宅支援事業』、内容は大きく異なります。
まだ報道発表資料だけで細かい内容は分からないのですが、今回の補助金は一次取得者層である”子育て世代”の住宅取得を応援するというよりも、
”より省エネ性能が高い”住宅を建てる人を、国が本格的に支援=後々の基準の底上げをしていくというのを決めたように感じました。
今回の新築の補助金は大きく3段階に分かれていて、
①GX志向型住宅 160万円 ※すべての世帯
②長期優良住宅 80万円(建替えの場合100万円) ※子育て世帯
③ZEH水準住宅 40万円(建替えの場合60万円) ※子育て世帯
※子育て世帯とは:「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」を指します。
注目すべきは、①のGX志向型住宅の補助金額の多さ(160万円)と対象がすべての世帯になっている点です。
ちなみにGX志向型住宅って何?というお話になるのですが、
”GX志向型住宅とは、グリーントランスフォーメーション(GX)の考え方を取り入れた次世代型の住宅です。
GX志向型住宅は高い断熱性能に加え、エネルギー消費を抑えた設備と再生可能エネルギーの導入によってエネルギー消費量をゼロ以下にしていきます。
新たな省エネ住宅の区分として注目を集めています。”
(Googleより引用)
となります。
簡単に言うと②の長期優良住宅や③のZEH水準住宅よりも更に省エネ性能に優れたお家という事になります。
昨年までの『子育てエコホーム支援事業』だと②の長期優良住宅で100万円、③のZEH水準住宅で80万円の補助があったのですが、今回はおおよそ半額の補助額となっており、もうそろそろ②、③の基準はスタンダードになってきたから次のステップに行くよーという国の意図が見えます。
①のGX志向型住宅の具体的な要件ですが、
1⃣断熱等性能等級「6以上」
2⃣再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
3⃣再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
となっております。
ちなみに先にお話しておくと石山工務店では①のGX志向型住宅に対応しています。
1⃣の断熱等級6以上については旭川市や周辺地域は地域区分が2地域となっており、外皮性能(住宅の根本的な断熱性能)でUA値=0.28以下に
しなければならないのですが、弊社では全てのブランドでUA値=0.28以下を達成する事ができます。
国の最高等級は現在7等級なのですが、その一つ下の6等級は必ず守ってねという事になります。
続いて2⃣の再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」ですが、
こちらは1⃣の外皮性能を高めるのに加えて、照明器具や給湯器、暖房器具やエアコン、換気等の電気やガス、水を使う設備を
性能の良い高効率な設備にして、使うエネルギーの量を国の定める基準より35%以上少なくしてねという事になります。
具体的な数値でいうとBEI≦0.65以下になるので、今までのZEH基準がBEI≦0.80だったのと比べるとかなり厳しい数値になります。
こちらも同じく全てのブランドで達成する事ができます。
最後に3⃣の再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」ですが、
こちらは1⃣、2⃣に加えて更に太陽光発電等の創エネ設備を導入して自宅で使用するエネルギーを実質±0にしてねという事になります。
こちらが今回の補助金の大きな変更点で、太陽光発電等を設置しないで削減率100%を達成するのは現実的に無理なので、
太陽光発電を付ける事が必須だよ、という事になります。
(旭川や周辺地域の場合は寒冷地等の区分になる為、実際の削減率は75%以上となります)
今までも、環境省や国交省が先導的な事業に対する補助金の中では太陽光発電が必須になっているものがありましたが、
国がメインで告知する住宅補助金の中に太陽光発電を必須とするものはありませんでした。
それが今回の『子育てグリーン住宅支援事業』では、必須条件に含めた補助金になっています。
今年4月から東京都では新築住宅に太陽光発電を設置することが義務化されますので、いよいよ国としても太陽光を必須条件にしていきたいという事ですね。
太陽光発電の設置については旭川や周辺地域の場合、どうしても冬期間中発電出来ないデメリットがあるのですが、昨今の電気代の高騰や需要が増え太陽光の清算コストが下がった事や性能が非常に良くなってきた事も相まって、多雪地域でも導入するメリットが出てきました。
(私も昨年自宅に太陽光発電を設置しました。発電シミュレーションではだいたい10~12年程度で元が取れる計算です)
弊社では太陽光発電を『購入』する事も『屋根を貸して0円』で設置する事も出来るので、お客様の希望に合わせた提案が可能です。
(本当はいわゆる『0円ソーラー』についても、もう少し詳しくご説明したいのですが、今回はかなり文章が長くなってしまったので、詳細はまた次回以降のブログで書きたいと思います。)
以上、1⃣~3⃣の条件を全て満たしたものがGX志向型住宅となります。
かなり高い水準が求められているという事ですね。
②の長期優良住宅と③のZEH水準住宅については、昨年同様の基準となるので今回は割愛させて頂きます。
その他の条件については、『令和6年11/22以降の基礎工事より後の工事に着手したもの』となっているので、こちらも昨年までと同様ですね。
最後にまとめですが、『子育てグリーン住宅支援事業』は新築住宅に最大160万円の補助があって、石山工務店の場合はどのブランドの住宅でも160万円を取りに行けるという事になります。
※ただし、間取りやご希望によってはGX志向型住宅の対象にならない場合もありますので、詳しくは弊社新築営業スタッフへご確認ください。
以上、現状分かっている範囲での補助金の概要でした。
相談窓口に問合せた所、1月中旬~下旬には事務局とHPが出来て詳細の内容が発表されるとの事でしたので、また細かい条件等が出て来たらブログに書きたいと思います。
良ければ次回もまた読んで下さい。
水上でした(^^)/