2024.04.26
【速報】最大500万円 旭川市地域材活用住宅建設補助金 スタートします!!【旭川市】【新築】【補助金】
こんにちは(^^)/
今回は前回からスタートした『よくある質問に答えます』シリーズをお休みして、
速報で新設された『旭川市地域材活用住宅建設補助金』について書いていきたいと思います。
あくまで私の方で調べた内容を元に書かせて頂くので、詳細についてはこちらの市のHPをご確認頂ければと思います。
それでは書いていきます。
今回の『旭川市地域材活用住宅建設補助金』ですが、
簡単に言うと、高性能な住宅を道産の木材を使って建てたら、旭川市が最大500万円の補助金を出すよーという事業です。
最大500万円は今までの旭川市には無い大きな補助ですよね。
ただ、これだけの金額の補助を貰うとなるとそれなりにハードルも高くて、
簡単に条件を書くと、
①高性能住宅であること(長期優良住宅や低炭素住宅、ZEH住宅等)
②道内産の木材を15㎥(立方メートル)以上使用すること
③同居する家族の所得が550万円以下であること
の3つになります。
それぞれ説明していくと、
①の高性能住宅については、現在国で行われている『子育てエコホーム支援事業』を同じような方針で、
省エネ性や耐震性等に優れた住宅である事が条件になっています。
ちなみに石山工務店の場合は、全棟『ZEH基準』の住宅になっているので、この条件は標準でクリアする事ができます。
②の道内産の木材を15㎥以上使用することについては、構造材として使用される柱や梁等の骨組みの部分や、
羽柄材と言われる、間柱や窓台等に北海道産の木材を使用して、その総量が15㎥を超える事が条件になっています。
15㎥と言われてもなかなかイメージしづらいと思うのですが、だいたい32~33坪程度のお家の場合、
構造材と羽柄材合わせて18~20㎥程度の木材を使用する為、主だった木材を北海道産の木材にすればクリアするイメージですね。
旭川市周辺のプレカット屋さんは普段は輸入材を使用している事が多いと思うので、こちらはしっかりと確認が必要になります。
ちなみに、在来工法では無く2×4工法のお家の場合は基本的に輸入材を使用している為、今回の補助金は適用外になることが多いと思います。
石山工務店でも普段は輸入材を使用している事が多いのですが、北海道産の木材に切り替える事は可能で、
家の大きさにもよりますが、おおよそ100~150万円のコストアップ見込まれます。
それでも補助金の金額を考えると全然プラスにはなるかな?とは思います。
③の所得が550万円以下である事ですが、注意が必要なのは”年収”ではなく”所得”である点です。
公務員や会社員の場合は、国や会社から”源泉徴収票”が交付されると思うのですが、
いわゆる総支給額にあたる年収が550万円を超えていても所得が550万円を下回っていれば対象になります。
所得とは”総支給額”から年末調整の際に計算する”給与所得控除”を差し引いた金額です。
年収にするとおおよそ700万円以下の人が対象になると思って頂けると良いと思います。
同居する家族全員がこの所得550万円以下でなくてはならないので、ご注意下さい。
以上が、補助金を受ける為の条件になります。
この3つの条件をクリアすると、補助対象になります(^^)
続いて、補助金が実際にいくら貰えるかですが、
補助金の交付額については、
①基本補助額 100万円
②北海道産の木材のうち、旭川産の木材を使用している量に応じて 50~300万円加算
③子育て世帯か二世帯同居で 100万円加算
で、最大500万円となっています。
①の基本補助額については、上記の補助金の条件を満たせばよいので割愛します。
②の北海道産の木材のうち、旭川産の木材を使用している量に応じてについてですが、
5㎥以上→50万円、10㎥以上→100万円、15㎥以上→150万円、20㎥以上→200万円、25㎥以上→300万円となっています。
この部分については注意が必要で先述の通り32~33坪程度のお家の場合、18~20㎥程度の木材を使用するので、
現実的には150万円程度が妥当となる事が多いと思います。
材料によっては旭川産の木材を使用する事ができない部位もあるので、この金額については事前に建設会社さんにしっかりと確認する事をオススメします。
ちなみに石山工務店の場合は、多くの材料を旭川産の木材にする事が出来るので、最低でも100万円~の加算は受けられるかな?とは思います。
なるべく多くの旭川産の木材を使用して加算額を多くしていきたい所ですね。
③の子育て世帯か二世帯同居ですが、子育て世帯の場合、申請時点で18歳以下の子と同居。
二世帯同居については、そのまま2以上の世帯が同居する場合が対象です。
国の”子育てエコホーム支援事業”と異なるのは、実際に子供がいないと対象にならない点です。
お腹の中に子供が居て母子手帳の写しを提出できる場合は対象になります。
以上、③点を踏まえると、
①基本補助額 100万円 + ②旭川産の木材加算 100~150万円 + ③子育て世帯 100万円 =300~350万円の補助
となるパターンが一番多いのかな?と思います。
国の”子育てエコホーム支援事業”が最大100万円なのと比べるとかなり大きい金額ですよね。
ちなみに子育てエコホーム支援事業とは併用出来ないのでご注意下さい。
最後に、補助金の予算額と申し込み時期についてですが、
予算額が7,200万円で申し込み時期が2024年7月16日(火)~先着順となっています。
先程の補助の予想金額で予算額を割ると7,200万円÷300万円=24棟になります。
旭川市内の新築住宅が年間約800~900棟な事を考えると、かなり少ない数字になります。
先着順という事もあるので、7月16日当日に申し込みを出来るようにしっかりと準備を進める事が重要ですね。
ちなみに、工事期間については2024年4月1日~2025年2月14日までに工事完成が条件になっていて、
現在工事中の物件も対象になります。
ただ、私が確認したプレカット業者さんのお話では、現在木材屋さんに旭川産の木材の在庫がほとんど無く、
現在工事中の方が旭川産の木材を使用する場合の補助金の加算を受けるのはかなり厳しいだろうとの事でした。
そうすると実際の補助額が200万円になるので、国の”子育てエコホーム支援事業”を利用した方が得になるかもしれません。
ちなみに、旭川産の木材が確保できるようになるのが、7月末頃~8月頃の予想との事だったので、
工事時期についても確認が必要になります。
上手く希望の工事時期に合う場合は積極的に使っていきたいですね。
以上が、私の調べた範囲での『旭川市地域材活用住宅建設補助金』の概要になります。
今回は速報として書かせて頂きましたが、
4月30日に説明会があるので、また詳しい内容が分かったらブログ更新していきますね。
もっと詳しく知りたいという方は、弊社営業スタッフまでお問合せ下さい。
補助金を上手く活用して良いお家を一緒に建てて行きましょう!!
それでは水上でした(^^)/