2020.04.25
旭川の断熱について考える 基礎断熱編
こんにちは、営業の水上です(^_^)v
前回のブログ更新から早3ヶ月が経過してしまいました。。。
サボってしまい、申し訳ありません。
今日は、基礎の断熱をテーマに書いていきたいと思います。
皆さんモデルハウスで『壁』の断熱についてはよく説明されると思います。
でも、『基礎』の部分の断熱ってあまり細かく説明されないケースが多いかな?と思います。
全体の断熱の大部分を占めるのが『壁』なので仕方のないことなのですが、よくお客様のご希望である”床が冷たくない家が良い!!”というご希望は『基礎』の断熱が重要になってきます。
『基礎』の断熱と書きましたが正しくは『床の断熱方式』のお話で、大きく分けて図のような3種類の方法があります。
①基礎断熱は地域ごとの凍結深度(凍れによる地盤の変動が無いとされる深さ)を守った上で、基礎の外側で断熱を行い、床下の空間が室内とほぼ同じ温度になるように作られている基礎です。
②床断熱は基礎部分では断熱を行わず、床下に断熱材を入れることにより断熱を行う基礎です。
③スカート断熱は基礎の外側で断熱を行うのは基礎断熱と同様なのですが、基礎のベースの上部に断熱材を入れることにより凍結深度よりも浅い位置にベースを持ってくることができる基礎です。
石山工務店では全棟標準で①の基礎断熱を採用しています。
理由は②の床断熱の場合は床の断熱材の下(基礎内部)が外気温と同じ状態になるので、気温が下がると床が冷たくなりやすいのと、基礎に換気口がついているので、害虫等の外敵の侵入が起きやすいので高気密・高断熱住宅には不向きで
③のスカート断熱の場合、基礎のコンクリートの厚さを浅くできる分コスト削減にはつながるのですが、厚さが薄くなった分基礎の耐力が低下するため、積雪荷重が20トン近くなる旭川で長く安全に住んで頂く為にはこちらも不向きと考えているからです。
①の基礎断熱は床断熱、スカート断熱と比べて施工費が高くなってしまうのですが、一番耐久性・断熱性が高く、積雪寒冷地である旭川では基礎断熱がベストと考えています。
住宅の根本を支える基礎の断熱。しっかりとしたものの方がいいですよね(^^;)
ちなみに、床断熱で基礎断熱と同じだけの断熱性能を確保するためには、基礎断熱の2倍以上の厚さが必要になるそうです。
今回はピンポイントに『基礎断熱』について書かせて頂きましたが、他にも『窓』や『換気』など大切な部分は沢山あるので次回以降また書いていきたいと思います。
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それでは、水上でした(^^)/