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2025.09.26

新基準創設へ 住宅の省エネ化は益々加速していきます。【旭川】【住宅】【高気密・高断熱】【GX志向型住宅】

こんにちは(^^)/

夏も終わり一気に気温も下がって肌寒くなってきました。

寒くなってくると、お家の暖かさや光熱費についてのご質問が増えてきます。

今回は、9/1に新たに公布になった一次エネルギー消費量等級の上位等級の創設から

今後の住宅の省エネ性能がどこまで上がっていくのか、求められていくのかを私なりに予想しながら、

簡単に書いていこうと思います。

結構難しい話になりますが、なるべく分かり易く書いていこうと思うので、

お付き合いください。

まず、9/1に公布になった新基準についてですが、

一次エネルギー消費量等級が現行の最大6等級から等級7、8が新設され最高等級が引きあがりました。

よく『うちの家は高気密・高断熱で暖かいですよー、光熱費も抑えられますよー』と色んなハウスメーカーの営業マンからお話を聞くと思うのですが、

その『暖かい』部分を具体的に数字で表したものが、外皮平均熱貫流率(UA値)

『光熱費も抑えられます』の部分が、この一次エネルギー消費量等級になります。

要するに、この等級が高ければ高いほど使うエネルギーの量が少なく、最終的に光熱費を抑えられる住宅になるという事です。

基準について具体的にお話すると、今までは等級6でBEI≦0.80、新設された等級7ではBEI≦0.70、等級8ではBEI≦0.65が基準になります。

BEIってなに?というお話になるのですが、

GoogleのAI概要から引用すると、

BEI(Building Energy Index)とは、建築物の省エネ性能を評価するために、設計一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量で割って算出される比率で、

その値が小さいほど省エネ性能が高いことを示します。建築物省エネ法では、このBEIの値が1.0以下であれば省エネ基準に適合するとされており、

さらに高い省エネ性能を目指す場合には、より低いBEI値(例:0.8、0.75)が求められます。

  • 設計一次エネルギー消費量

    実際に設計する建築物の断熱性能や設備効率などを考慮して算出される、年間のエネルギー消費量です。

  • 基準一次エネルギー消費量

    省エネ基準に基づいて、同じ条件の標準的な建築物が消費するであろう年間のエネルギー消費量です。

となります。

これでもまだ分かりづらいと思うので、簡単に言うと今の国の省エネの最低基準と比較して設計されたお家の省エネ性能がどれくらい高いかを数値化したものになります。

仮にBEIが0.8の住宅となると、国の省エネ基準よりも20%エネルギーを削減できる住宅という事になります。

20%のエネルギー削減=20%の光熱費削減とはならないのですが、

エネルギーを使う量が少なくなればなるほど、光熱費はもちろん安くなります。

じゃあこの性能を上げて行くことが今後の省エネにとって大事だよね、という事で今回上位基準が新たに創設される事になりました。

ではこの等級7と等級8が実際に厳しい基準なのか難しいことなのかを考えていくと、結論から言うと決して難しい基準ではないです。

2025年度の国の補助金の『子育てグリーン住宅支援事業』では、今年度から『GX志向型住宅』いう新しい基準の住宅が登場しています。

この『GX志向型住宅』では1戸あたり160万円の補助金が出ておりその条件の一つが等級8に相当するBEI≦0.65だったのですが、

予算額500億円で4月に受付を開始し、今年の7月22日で上限に達して終了しました。

約3か月という国の予想を上回る超ハイペースでの終了となり、

500億円÷160万円なので、全国で31,250戸の新築住宅にこの補助金が使われたという事になります。

2024年の日本全国の住宅着工棟数が約80万戸なので、割合としては約4%程度ですが、

この時期に建築された住宅の多くがこの補助金を利用したと思われます。

予算額がもっと多ければもっと多くの住宅がこの補助金を使って『GX志向型住宅』になっていたと思うので、

そこまで難しい基準ではない事が伺えます。

石山工務店でも補助金を活用されて引き渡し済や現在工事中のお客様が沢山いらっしゃいます。

今後この『GX志向型住宅』を新築住宅のスタンダードにしていきたいというのが国の狙いなので、

補助金等で支援を行いながら普及を進めていく事になっていきそうです。

今後も加速する住宅の高性能化とそれを支援する補助金の動向から目が離せない感じですね。

石山工務店では、毎年お客様のメリットになる補助金をなるべく全てのお客様が利用出来るように、

住宅のスペックも含めて様々なご提案をさせていただいております。

2026年度の補助金も例年通りであれば11月の中旬~下旬には閣議決定されると思うので、

詳細情報が出次第またブログで書いていきたいと思います。

ちなみに現在省エネを応援する太陽光発電の特別価格キャンペーンを行っているので、

ご興味のある方は是非弊社営業スタッフまでお問い合わせください。

特別価格!石山の家づくり応援キャンペーン

今回はとても難しい話になりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

水上でした(^^)/

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